發佈於:2021年
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それは君が「奇跡」と呼んだ 透明なオーロラ

この体を包み込んで 温もりだけを灯した

澄み渡る晴天を昇りゆく白い満月を濡らす

空が映る池の水面に「光る蛍みたい」と過れば

思い出が潜る胸の刃握りしめて見る過去の風景

風に揺れるシロツメが踊る風に乗った草木の音色

それは君が「自由」と呼んだ鮮やかな音楽

この体を包み込んで温もりだけに触れた

静寂にとばる暮れ夜の歩無我夢中に急いだ暗がり

底に澱む空気と熱と瓦礫足取る窪みのワルツ

ふと迸る胸は霧雨でこぼこが作った水溜まり

まるで夜の虹を見るようなふわりさんざめくは夜光虫

もう二度と会えないからだろうか

もう二度と会えないから「奇跡」と呼ぶの

追いかけても追いかけても振り向かない姿

それは君が僕に残した「限りあるまで、生きてほしい」

という淚の透明なオーロラ

思い出して思い出して結びゆく手のひら温もりの結晶

それは君が「奇跡」と呼んだ 透明なオーロラ

この体を包み込んで 温もりだけを灯した

澄み渡る晴天を昇りゆく白い満月を濡らす

空が映る池の水面に「光る蛍みたい」と過れば

思い出が潜る胸の刃握りしめて見る過去の風景

風に揺れるシロツメが踊る風に乗った草木の音色

それは君が「自由」と呼んだ鮮やかな音楽

この体を包み込んで温もりだけに触れた

静寂にとばる暮れ夜の歩無我夢中に急いだ暗がり

底に澱む空気と熱と瓦礫足取る窪みのワルツ

ふと迸る胸は霧雨でこぼこが作った水溜まり

まるで夜の虹を見るようなふわりさんざめくは夜光虫

もう二度と会えないからだろうか

もう二度と会えないから「奇跡」と呼ぶの

追いかけても追いかけても振り向かない姿

それは君が僕に残した「限りあるまで、生きてほしい」

という淚の透明なオーロラ

思い出して思い出して結びゆく手のひら温もりの結晶

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