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日時計の針の影に ずっと座ってた

赤い手袋をかたっぼ外して お互いのポッケに突っ込んだ

遠ざかる笑い声が 少しうらやましそうに

長く伸びた影 つま先でなぞって

ずっと待ってるから 少し泣き声になる“

いつもの路地の猫が 足元にじゃれついて

抱き上げて泣き顔を 隠した

返しそびれた辞書は そのまま持っていくよ

消し忘れてる 落書きごと

分かれ道で立ち止まり 言葉が見つからなくて

どんな顔しても 似合いそうもないから

目を落としたら 気付いて吹き出した

いつもの路地の猫が 少し心配だけど

あとすこしで冬も 終わるから

必ず会いに行くよ すぐに手紙を出すよ

かけちがえたトグルを あわてて直す君を

知らないうちにそっと 包んでた

髪の香りの中で 舞い飛ぶ雪のような

白いコートと 笑う君を

どこにいたって 思い出せる

日時計の針の影に ずっと座ってた

赤い手袋をかたっぼ外して お互いのポッケに突っ込んだ

遠ざかる笑い声が 少しうらやましそうに

長く伸びた影 つま先でなぞって

ずっと待ってるから 少し泣き声になる“

いつもの路地の猫が 足元にじゃれついて

抱き上げて泣き顔を 隠した

返しそびれた辞書は そのまま持っていくよ

消し忘れてる 落書きごと

分かれ道で立ち止まり 言葉が見つからなくて

どんな顔しても 似合いそうもないから

目を落としたら 気付いて吹き出した

いつもの路地の猫が 少し心配だけど

あとすこしで冬も 終わるから

必ず会いに行くよ すぐに手紙を出すよ

かけちがえたトグルを あわてて直す君を

知らないうちにそっと 包んでた

髪の香りの中で 舞い飛ぶ雪のような

白いコートと 笑う君を

どこにいたって 思い出せる

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